News&Topics Greeting Call for paper Adoption Program Hall guide Information Day nursery

 ごあいさつ



大阪肩関節鏡フォーラム2024 (SAFO2024)
会長 今井 晋二
滋賀医科大学整形外科

  
 

この度大阪肩関節鏡フォーラムSAFO2024の会長を仰せつかりました滋賀医科大学整形外科の今井です。
大阪肩関節鏡フォーラムSAFO2024は令和6年3月30日土曜日にグランフロント大阪で開催の予定です。
伝統ある大阪肩関節鏡フォーラムを主催できることは大変光栄に存じます。

パネルディスカッション1のテーマは「非解剖学的ARCRはどこまで可能か?」といたしました。 2000年頃から発達してきた鏡視下腱板修復術ARCRはすでに日本の肩関節外科医の中で定着した感があります。 しかし、いまだに再断裂の問題は解決されておらず、これを克服するためにいろいろな方法が試みられています。 元来、腱板修復に対して解剖学的な修復を試みてきたのは当然とされていましたが、昨今では解剖学的修復に依存しない、新たな視点からの治療方法が生まれてきています。

骨頭の上半分をそぎ取る極端なフットプリントの内側化を行うEx-medialization ARCR、腱板の整復度のよってsingle rowとtriple rowを使い分け、ゴールデンスタンダードと思われていたdouble rowやsuture bridgeを行わないLow-tension single or triple ARCR、既にオリジナルのDebeyre-Patte法とは別の領域に到達した筋前進ARCR、オリジナルのLHBオーグメントに再生医療的改良を加えたBiceps augmented ARCRなど、非解剖学的腱板修復術を実践していらっしゃる先生方に「本当にどこまで修復不能腱板断裂を直すことができるのか? また、再断裂を予防できるか?」 ということを本音で話し合っていただきたいと思っています。各手技の弱点にメスをいれるような鋭いコメントを座長の山門先生にお願しています。

特別講演は米田稔先生の肝入りですが、韓国のByun Jae Yong先生をお招きしています。 昨今では単純な腱板修復術だけではなくて再生医療や幹細胞を使った新しい試みがなされています。 そのような最前線の肩関節の治療の現状をお教えいただこうと思っています。

パネルディスカッション2には 高度関節窩骨欠損を伴う肩前方不安定症はBankart修復とその追加手術で良いのか?否、Bankart修復では足らず、烏口突起移行術が必要なのかということをディスカッションしていただきたいと思っています。
鏡視下Bankart修復術は、若手整形外科医が一番初めに習得しなければいけないマイルストーンですが、そこで止まっていいのか?その先には到達しなければいけない、次のマイルストーンがあるのか?など、次の世代を担う若手肩関節外科医の道標になるようなディスカッションを座長の伊武謳カ、中川先生にお願いしています。





大阪肩関節鏡フォーラム事務局

〒543-8922
大阪府大阪市天王寺区烏ヶ辻2丁目6-40
第二大阪警察病院 スポーツ医学センター内
代表世話人:米田 稔
 (柏たなか病院 葵会関節センター)
事務局:廣瀬 毅人
(第二大阪警察病院 スポーツ医学センター)
    花井 洋人
(大阪大学整形外科)